むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

湯田中にて

湯田中。ゆだなか。
長野県の上の方、上は新潟県、右は群馬県
見渡す限り、山!山!山!
四方を海に囲まれた佐渡の次は、四方を山に囲まれたこの地にやってまいりました。

 

来てから約1週間。
人間の適応能力はすごいですね。
神奈川にいたときは10℃以下だと寒い!と思っていたのに、天気予報で「東京は最高気温8℃の予報です」とか聞くと、いいなあ暖かそう、と思うようになりました。

 

近くには、温泉に浸かる猿が見られるところで有名な「地獄谷野猿公苑」があったり、いい雪質のゲレンデ(志賀高原竜王など)があったり、渋温泉という石畳の良い感じの温泉街があったり、で外国人旅行者も結構多めです。

 

散歩していたらすれ違ったおばさんがこの辺の山の名前を教えてくれたり、カメラを首から下げていたらおじさんに「写真撮ってるの?」って声をかけられてそうしたらそのおじさん月と鳥の写真を撮っているらしく見せてもらったらめちゃめちゃ綺麗だったりと、優しい人が多いです。

 

ここでの生活も、楽しくなりそうです。わくわく。

「やりたいこと(〇〇年ver)」について

よくある、やりたいことリストです。
「死ぬまでにしたい30のこと」とか、
人生でやりたいことを100個リストアップしましょう、とか、
そういう類のものにあやかったものです。

 

”人生とは、やりたいことをやるためにあるものだ”

 

みたいな、どなたかの言葉が好きです。

 

そして、〇〇年verとしたのは、
ある日ブログの記事を色々と整理していたときに、やりたいことリストを更新しよう!と思って読み直してみて、うーんこれはもういいかな、というものと、ああこんなこと考えていたのか!いいね!というものと、忘れることなくずっと思い続けているものと、というように分かれるなと思いまして、定期的に更新したほうがよいのかもしれない、と思ったので、年1で見直してみようと思った次第です。

見直す頻度は年1と固定はせず、見直したくなったら見直して、新しく加えることはします。
でも、消すのは年1の改定時のみ、とします。(今のところ)

 

やりたいことリスト2017

やりたいこと(2017年ver) - むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

やりたいことリスト2018

会津に行かねば。「会津若松市戊辰150周年記念事業」

これ。

boshin.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp

 

会津に行かねば。

 

最近の関心ごとは、「戊辰戦争はなぜ起きたのか」ということ。武力の衝突は避けられなかったのかなあという疑問。ちょうど大河ドラマも「西郷どん」ですし。彼の考えがやっぱり気になるんです。戦争は嫌いです。

 

幕末維新のあたりは、超有名な維新の英雄たちにばっかりスポットライトが当たっていて、彼らが近代日本をつくったと思われがちですけれども、国を治める人たちが徳川幕府からいわゆる新政府の人々に代わったあと、いざ近代国家を目指しましょう!というときに、活躍した人の多くは旧幕臣、つまり徳川幕府の元で働いていた優秀な人々でした。という話はあまり知られていないと思います。(ちなみに私も最近知りました…)
そういうことも含めて、やっぱり幕末は面白いなあと思うのですが。


ちなみに、私はただの歴史好きです。

【メモ】あったらいいなリスト

〇一菜一汁カフェ(20171026)

〇街頭演説の日程・場所がわかるやつ(20171029)

〇夜歩くとき光るもの、持ち歩きにかさばらないもの(20171013)

〇みかんカフェ(20180123):1個1000円とかするみかんを気軽に食べ比べられるカフェ。こたつがあったら最高。あと日本茶

念願の「離島キッチン」神楽坂店

「離島キッチン」

聞いただけでわくわくするような名前。

神楽坂と、博多と、札幌にお店があります。

 

離島キッチンをはじめて知ったのは、確か、日本仕事百貨に求人が載っていたのを読んだとき。

日本仕事百貨はこちら

shigoto100.com

 

それからFBページにいいねをして、FBのタイムラインにちょくちょく上がってくるのを見ていて、先月の島が佐渡島で、いやこれはいかねば!と思っていたが行かれず、ようやく、念願叶って行くことができました。神楽坂店。

 

11:30オープンですが、ランチタイムの予約はできないとのことで、ちょっと早めに行って待つことに。
11:00すぎくらいに神楽坂駅について、地図を見ながら歩いていると、すぐに見つけられました。
路地がちょっと入り組んでいるところにあるのですが、オープン前からの行列で、すぐにわかりました。
すでに6組くらい並んでいて、まあ土曜日ですけれども、すごい人気店なのだなあと感じました。

 

ちなみに、美味しいランチを頂いてからお店を出たときも5~6組くらい並んでいました。すごい。
並んでいても、おしゃれな椅子が並んでいてそこに座って待てるので、待つ時間も楽しいかと思います。

 

離島キッチンという名前だけあって、お店の外観もなんだか沖縄の離島を思い出させるような雰囲気の建物でした。

店内もいい雰囲気で。
落ち着いた雰囲気もありつつ、でも背伸びをしている感じはなく、あまり手を加えず自然なままの感じを残しつつ、ちゃんと洗練されているというか統一感があるというか。
神楽坂という都会の真ん中にいることをうっかり忘れてしまうような居心地の良さと、やはり沖縄の離島感。
何度でも訪れたくなるようなところでした。
ミシュランガイドでいったら星3つ。
このためだけに来る価値がある場所、的な。

 

お品書きもこだわっているようで、裏には日本地図と島の名前が明記されていて、ご自由にお持ち帰りください、の文字。
今日の日付も印字されていて、思い出の品になります。
メニューはどれもこれも美味しそうで、すごく迷いました。
結局、色々な島の味覚が楽しめる、「島めぐりランチ御前」にしました。

 

今月の島はトカラ列島で、物品販売をしていました。
田芋(たいも)という芋と島らっきょが名産品らしく、御前を待っていたらそれらの試食が運ばれてきました。まるでスーパーみたいです。

 

ランチ御前は、店員さんがきちんと一品一品ずつ説明をしてくださって、ちゃんと覚えているのはすごいなあと感心しつつ、ここで働いていたら島のことすごく詳しくなりそうだな、とわくわくしました。

 

今月の島の風景の写真を見られたり、その島の民謡などを聞けたり、もっと島色が強くても面白いのかなあと思ったりしました。

 

また、お邪魔します。

 

離島キッチンのホームページはこちら

ritokitchen.com

大林宣彦監督からのメッセージ「映画は戦争を無くすことができる」

WTP(World Theater Project)の創業メンバーが集まる飲み会で、大林宣彦監督の作品「HANAGATAMI/花筐」の話になりました。

その中で、代表のさおりさんが、大林監督があるスピーチでこんなことを言ったということを聞きました。

「大林くん、人間というものは本当に愚かなものだ。いまだに戦争もやめられない。こんなに愚かなものはないけれども、人間はなぜか映画というものを作ったんだなあ。映画というものは、いつか必ず戦争という愚かなものを終わらせる力がある」
(口頭のため不正確な部分あります)

 

それを聞いて私は、感激しました。
そのスピーチを聞きたいと、全文を知りたいと思いました。
すると優しいさおりさんは、そのスピーチのリンクを送ってくださいました。

 

記事はこちら

www.shortshorts.org

 

そのスピーチは、

2017年6月11日、東京・明治神宮会館にてSSFF & ASIA 2017アワードセレモニーが開催されました。アワードセレモニーは、オフィシャルコンペティションなどの受賞作品を発表し表彰する場。

表彰に際して、オフィシャルコンペティションの審査員・大林宣彦監督が、自身の戦争体験を織り交ぜつつ、平和を守る存在としての映画の価値について、会場に集まった若い制作者たちに語りました。

(本文より引用)

ということだそうです。

この記事にはスピーチの映像と、全文が書きおこされて公開されています。
その中から、私が個人的に自分の糧にしたいと思った部分を引用してここに載せます。
ぜひ、記事にアクセスして映像を見てみてください。

 

以下、記事より引用

「大林くん、人間というものは本当に愚かなものだ。いまだに戦争もやめられない。こんなに愚かなものはないけれども、人間はなぜか映画というものを作ったんだなあ。映画というものは不思議なもので、現実をきちんと映し出す科学文明が発明した記録装置なはずだったんだけれども、なぜか科学文明というものは年中故障する。故障ばっかりするのが科学文明だ。でも故障したおかげで、記録が正確じゃなくて、人物がすっ飛んだり、とんでもないところに飛んでいったり、おかしな映像がたくさん生まれたぞ。そしてそれを生かしていけば、事実ではない、リアリズムではないけれども、事実を超えた真実、人の心の真が描けるのが映画ではないか」

(中略)

そう、嘘から出た真。まさに映画とは、大ウソつきです。しかしその嘘をつくことで世の中の権力志向から、上から下目線というものが全部壊されて、でんぐり返って見えてくるものがある。

(中略)

しかし日本は、負けたおかげで憲法9条という、奇跡のような宝物を手に入れました。もし世界中の国全部が憲法9条をもっていたら、世界から戦争はなくなっちゃうんですよ。こんな不条理ともいえる、夢ともいえる、世の中の現実とも合わないといえる、まさに事実には合わない憲法だけれども、真には合う。それを信じることが映画の力なんですね。

(中略)

戦争という犯罪に立ち向かうには、戦争という凶器に立ち向かうには、正義なんかでは追いつきません。人間の正気です。正しい気持ち。人間が本来自由に平和で健やかで、愛するものとともに自分の人生を歩みたいということがちゃんと守れることが正気の世界です。政治や経済や宗教までもがどうしても正義をうたうときに、私たち芸術家は、表現者は、人間の正気を求めて、正しい人と人の幸せの在り方を築いていこうじゃありませんか。

 引用以上

 

戦争が、人間と人間が殺し合う状況が、一刻も早く過去のものになることを心から求めます。
かつての、日本の戦国時代の大名同士の戦が過去のものになったように。
戦争は愚かな行為である、悲しみや苦しみしか生まない、ということはおそらく全人類がわかっていることだと思います。
それなのになぜ、いまだに人が人を傷つける行為がなくならないのか。

自分自身にとっての正義は、大事なものだと思います。
けれどもその正義は、自分にとっては正しいものであっても、ほかの人にとってはそうではないかもしれない。そのほかの人には別の正義があるかもしれない。自分の正義を曲げる必要はないし、相手に自分の正義を押し付けることはもっと不要なことだと思います。
正義が違うから相手は憎い、敵である、排除するべき存在である。
どうして愚かな人々は、すぐそう思ってしまうのでしょうか。
たしかに、自分とは全く異なる正義を持った人のことをわかろうとすることは、容易ではないと思います。エネルギーがいると思います。自分の正義に絶対の自信がなければ、怖いと思ってしまうかもしれません。
でも、だからといって、ラクな方に、自分にとっての安全な方に、簡単になびかないでください。
わかり合う努力をしてください。
正面から見るのが難しければ、斜めからとか横からとか後ろからとか、視点を変えてみてください。

私は、どんなに面倒でも非合理的でも時間がかかっても、自分が苦しい思いをしても、ほかの人の正義を知りたいと思いますし、受け入れる努力をし続けたいと思います。

それが、私が心から求めている、「戦争が、人間と人間が殺し合う状況が、一刻も早く過去のものになること」に対して、私が今できることであるからです。

人はひとりでは無力だけれども、その場で傍観していることと、1歩踏み出していることとでは、きっと違いがあると、私は信じています。

新春浅草歌舞伎2018

​毎年恒例となりました。(私の中で)


初歌舞伎が、2015年の新春浅草歌舞伎でした。
それから、はや4回目の新春浅草歌舞伎。
もうこれを観ないと、1年が始まらないような、そんな存在になりつつあります。
本当は、1部2部ともに観たいのです。
が、今年は2部のみ。
来年は、1部2部ともに観ることを目標にします!

 

ということで、2部。

 

その前に、当日券の話。

歌舞伎を観る前に会っていた可愛い後輩ちゃんが、私も歌舞伎観てみたいです!と言ってくれて、当日券を売っている窓口へ行きました。
普段はインターネットで予約するか、たまに歌舞伎通のおばさんに良い席を取ってもらうかしかしないので、当日券を買うということは初めての体験でした。
当日券の販売は、日によるとのことでしたが、この日は何枚か、結構いい席も残っていました。
さらに、当日券のみ販売の席があるという情報を知りました。
花道のすぐ横に、パイプ椅子の席を設けるそうなのです。
「座り心地がちょっと気になる方もいらっしゃるかと思いますが、花道すぐ横なので役者さんの表情もよく見えますし、良い席かと思いますよ」と、窓口のお姉さんがすごく親切に対応してくださいました。
ちなみに料金は1等席と同じです。
可愛い後輩ちゃんは歌舞伎がほぼ初めてで、全体の雰囲気をみたいということで3階の席にしました。
当日券、今度狙ってみます。

 

席の話。

私の席は、今回はちょっと冒険してみました。
花道の左側、裏側といった方がわかりやすいでしょうか。
そこの前から2列目、花道から3席目。
花道の後ろ側になるので、花道の上で見得を切る役者さんの表情は見えませんが、代わりに貴重な後姿を拝める席です。
衣装、よくできてるなあとかまじまじと見られます。
花道に近いので、花道を通る役者さんの表情はよく見えました。こちらに向かって歩いてくる表情、きりりとしていてかっこよかったです。迫力はありました。
それから、舞台が斜めから見えるので、黒子の動きとかよく見えました。
ふだんとは少し違った視点から見られたことは愉しかったです。
ただ、舞台中央との間に花道があるので、中央部や下の方の動きなどは少し観にくかったです。
そんな席でした。

 

恒例のお正月挨拶は、巳之助さんでした。
まあ巳之助さんの挨拶の日を選んだのですが。
たくさん笑いました。
素敵な役者さんです。

 

さて、演目の話。

第2部の演目は以下の3つでした。

一、操り三番叟 (あやつりさんばんそう)
二、双蝶々曲輪日記 引窓 (ふたつちょうちょうくるわにっき ひきまど)
三、銘作左小刀 京人形 (めいさくひだりこがたな きょうにんぎょう)

 

一、操り三番叟 (あやつりさんばんそう)
操り人形が三番叟という踊りを踊るという演目で、操り人形役の役者さんの人形らしい動きと、その操り人形を操る人が実際に糸でつって動かしているような、息の合った動きが面白い演目です。華やかな演目です。

最初に、翁(中村錦之助)と千歳(中村隼人)による舞から始まるのですが、その舞が厳かでいて華やかで、新春らしくて良かったです。
舞が終わると、操り人形を操る役の後見(中村梅丸)が出てきて、操り人形(中村種之助)を箱から出し、操り始めます。本当に糸に引かれているかのような動きと、人形らしい動きと、すごく面白かったです。稽古大変なんだろうなあ。良かったです!


二、双蝶々曲輪日記 引窓 (ふたつちょうちょうくるわにっき ひきまど)
家族の思い思いの義理と葛藤が描かれた人間ドラマです。

双蝶々曲輪日記 引窓の前の場面を描いた「角力場(すもうば)」という演目が昨年(2017)の新春浅草歌舞伎の演目にあり、観ていたので内容などは理解しやすかったです。

〇あらすじなど

主な登場人物は、
南与兵衛(なんよへえ)のちに南方十次兵衛(なんぽうじゅうじべえ):中村歌昇
女房お早:中村米吉
濡髪長五郎:尾上松也
母お幸:中村歌女之丞
平岡丹平:坂東巳之助
三原伝造:中村隼人

色々あって濡髪は、平岡と三原の兄弟を殺めてしまう。
濡髪は罪の重さを理解しつつ、最後に一目だけでも、実の母に会いたいと願い、母お幸の元へ向かう。
一方、母お幸には義理の息子である南与兵衛がおり、彼の元に平岡と三原から濡髪を捕らえてほしいとの依頼があった。
そのことを知る由もない濡髪は母の元を訪ね、再会を喜び合う。
女房お早も濡髪とは知り合いであり、共に喜び合う。
そんな中、南与兵衛が帰宅する。
濡髪が母の実の息子だとは知らない与兵衛は、母と女房に濡髪の件を伝える。
葛藤する母と女房。
はたして濡髪はいかに。


〇感想

人を殺してしまった実の息子(濡髪長五郎)と、その濡髪を捕らえることを命じられた義理の息子(南与兵衛)の間で葛藤する母お幸。
真実を知り、母の気持ちに応えようとする息子。
家族愛とはまさにこのこと!という感じですね。

濡髪はあくまで人殺し、犯罪者です。
けれども、この場面では、最後は逃げます。母たちが逃がします。
義理の息子である与兵衛も、自分の出世より濡髪を逃がすこと、つまり母の気持ちを重んじることを選びます。
勧善懲悪ではないところが、すごくいいです。

米吉さん女役素敵でした。
声がよかったです。
女らしくもあり、でもか弱い感じではなくたくましくもあり、色々な人生経験をつんできたんだろうなあという印象でした。お早は元々遊女なので、その部分が伝わってきました。
あんな女性になりたいですね。憧れ。


さて、最後の演目
三、銘作左小刀 京人形 (めいさくひだりこがたな きょうにんぎょう)
彫物師がつくった人形が、実際に動き出してしまうというお話です。

〇あらすじ

彫物師甚五郎(坂東巳之助)はかつて京で見た小車太夫のことが忘れられず、そっくりな人形を作ってしまう。そしてその人形を相手にお酒を飲み始める。
すると、なんと人形(坂東新悟)が動き出す。
甚五郎が魂を込めて彫ったため、その魂が乗り移って動き出した様子。しかし、甚五郎の魂が乗り移ったため、動きが男らしい。
そこで甚五郎は、以前拾った小車太夫の鏡を人形の懐に入れる。
すると人形は女性らしい動きをする。


〇感想

楽しい演目でした。
人形やロボットに感情が生まれて実際に動き出す、というお話は、昔からあったんですね。
今も昔も、人の考えることはあまり変わっていないのだな、面白いな、と思いました。

新悟さんの美しさ。ため息ものです、ほんと。
彫物師が男性であったため人形の魂が男性のままで、動き出した最初は男性のような動きで、しかし鏡が懐に入るとたちまち女性らしい動きに変わり、その変化が面白かったです。

なにより、人形とはいえ好きな女性と一緒に踊れるということへの嬉しい気持ちが全面に表れている甚五郎の表情が、今でも思い出すとにやけてしまうくらい、楽しそうでした。

後半の彫物師甚五郎の立ち回りもしなやかで、甚五郎はきっと腕はものすごく良い彫物師なのだけれども、そのことを少しも鼻にかけない謙虚さを持った人なのだろうなあと、見ながらそう感じました。
甚五郎のことが好きになりました。

それにしても最後の梅丸くん、可愛かったなあ。

あれ終わっちゃった、と思うくらい、ずっと観ていたい演目でした。

 

ちなみに、左甚五郎は実在した彫物師で、有名なのは日光東照宮の眠り猫や三猿。
それから京都にある石清水八幡宮の「目抜きの猿」。
これ、右目に釘が刺さっているのです…。痛そう。
なぜかというと、釘は最初は刺さっていなかったそうなのですが、あるとき石清水八幡宮の境内に猿が現れ夜な夜な悪さをしていたそうなのです。
その猿というのが、左甚五郎が彫った猿の彫刻で、精巧に出来過ぎていたために魂が宿ったのだということになり、その猿の彫刻の目に釘を刺したところ、それから猿が現れなくなった、というお話があるそうで。
左甚五郎は江戸初期あたり(戦国末期あたりとも)の人物のようで、この歌舞伎の演目ができたのが1860年、江戸後半です。
詳しい話は調べていないのでわかりませんが、きっとなにかつながりがありそうな、面白い話です。

 

来年も楽しみです。