丁寧に暮らしたいというよくある願望|2023年10月10日(火)

布団が好きだ。いつまでもすりすりしていたい。生理前だから、許してね。昼前まで寝ていても、今日やると決めていたことはちゃんと終わった。

夜、杉浦日向子さんの『江戸へようこそ』を読む。中島梓さんとの対談で、戦後の日本文化の弱りようみたいなことを言っていた。

お風呂に入りながら、ぼーっと思考する。日本の文化、私が体感したいのは、わびさびとか、茶の湯、陰翳礼讃の精神、そういう感覚なんだろうなと思った。四畳半の書院造り。

お風呂から上がって、ドラマを1つみる。BS-TBSで始まった『天狗の台所』。アメリカに住む14歳の男の子・オンが、実は天狗の末裔で、天狗の末裔は14歳の1年間をある日本の里山の集落で過ごすという決まりがあって、里で暮らすお兄さんのもとで一緒に暮らし始めるというお話。

衣食住すべて親にやってもらい何不自由なくゲームばかりして過ごしていた青年が、畑の雑草抜きをする。虫におびえながらも、雑草とハーブの見分けがつかないから全部抜いてしまったりしながらも、抜いてはいけないハーブを1つずつ覚えて、育てたハーブで淹れたハーブティーの美味しさにちょっと感動したり、梅仕事をして、去年つけておいた梅シロップでジュースを飲んだり。

梅ジュースを買った方が早いよね、というオンの言葉に、たしかにそうだけど、僕はこっちのほうが楽しいから、という兄。いいなぁ、と思う。