人が話をするときは|1月17日(水)

池松くんに告白して付き合おっかってなって映画館デートする夢見た幸せでした。まだ夢の中にいたかったけれど頑張った私。身支度して朝ごはん、コーヒーブレイクwithハルさん。アンコールの岡山・児島のカフェと、飛騨・古川のカフェの回。古川の回は、今はカフェの建物が昔は駄菓子屋で、その当時に駄菓子を買いに来た思い出のあるおじいさんの話は前見たときもうるっとしたけれど今回も。

ハルさんが「その当時の思い出って何かありますか?」って聴いて、おじいさんが「思い出ね…」と言った後の一瞬ためらうような間。そのおじいさんは、他の兄弟と一緒に、戦地に行ったお父さんの帰りを毎日駅に行って待っていて、けれどなかなか帰ってこなくて、そんなときにお母さんが小銭を握らせてくれて駄菓子を買っておいでと言ってくれた、そんな思い出がある、という話。おそらく70年以上前の出来事のはずだけれど、まるで最近の出来事のように、語りが上手いとかいう話ではなく、でも私はそのときの様子やおじいさんの気持ちを想像することができた。語りを聴いて、じゃあどうするということももちろん大事なことだと思うけれど、おじいさんにとってはそれがお父さんの記憶であり、何十年経っても、私のような他の知らない人が聴いても映像が浮かんできそうなくらい鮮明に語ることができるほど大切な記憶であり、その話を聴けたこと自体に、両手で手を握りしめたい。聴かせていただきありがとうございます、と伝えたい。最近、友人が語り部をしているという話を聴いたことも影響している気がする。人が話をするときは、まっすぐにその人の言葉に耳を澄ませられる人間であり続けたいと改めて思った。