恩返しがしたい|2023年9月27日(水)

きのうに引き続き、7月に開催された『ap bank fes'23』の見逃し配信をU-NEXTで見る。最初、Bank Bandからもう一回。浩次さんと小田さんを見る。この日の会場の空気を体感したかったな。小田さんの存在感。会場全体にリスペクトの想いが溢れかえっている感じ。画面越しだけれど、伝わってくる。『オフコース』と、『Mr.children』。

最後、back numberを3回見た。依与吏さんの表情。one room radioでも言っていたけれど、本当に、たのしそう。ずっと憧れだったミスチルと同じ舞台に立って、しかも今回はバンドはミスチルとback numberだけで、「ツアーを一緒にまわっているみたいな感じがした」というようなことを依与吏さんは言っていて、憧れの、ずっと憧れていた人たちと一緒に、今ここにいて、最高の景色を見られて。

高校生の頃、彼女にフラれて俺はもう彼女にとってのback numberだ、というところから、気持ちを言葉にして歌にのせて吐き出すことがはじめは自分にとっての救いのようなものだったのかもしれなくて、でもそれがだんだん、自分のためだけじゃなくて、周りの大切な人のためにも歌えるようになって、多くの人の心に届くようになって。

やってきたことはたぶん初めから変わっていなくて。ただ、曲をつくる。今の全力を出し切って、1曲。取り繕ったり着飾ったり媚びを売ったりせず、本当にいいと思う曲を、1曲ずつ。それを積み重ねた先にあった、今回のap bank の景色。あの表情。

あんな表情がしたいんだ。そう思った。そう気づいた。

ここ最近、2022年のツアーから、様々な媒体への露出、紅白歌合戦、2023年のドーム、夏フェス。back numberを、清水依与吏の姿を追いかけながら、うまく言葉にできない、モヤモヤした感情がずっとあった。

人生で大切なことはすべてback numberが教えてくれた、と言い切っても過言ではないくらい、いつも隣にはback numberがいてくれた。特に依与吏さんからは、生き様のようなものを教えてもらった。わたしの半分は清水依与吏でできていると言っても過言ではないくらい、憧れであり、人生の師匠のような存在でもある。

わたしは歌をうたう人ではないから、ステージに立ってあの景色を見て最高の表情をすることはできない。わたしはどんな瞬間に最高の表情ができるだろうか。今までの人生の中で、一番いい顔をした瞬間を思い返してみた。誰かと一緒に、何かをつくりあげたとき。仲間とやり切ったとき。

あの、依与吏さんの表情に負けないくらいの最高の表情ができたとき、back numberに恩返しができるような気がする。