むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

「本」と「宿」

「本」の話。

「本」は、いつも私を肯定してくれます。そう、肯定。精神安定剤

私は「本」を通して、自分の想いと向き合ってきました。
「本」があったから、自分の複雑な思考と向き合うことができました。
もし「本」がなければ、いまよりもっと不安定な人間になっていたと思います。

「本」を読んでいる人は、人に優しくて、人の痛みがわかる人で、想像力が豊かで、人のせいにしない人で、孤独を愛せる人、そんな風に思います。

私は、「本」を通して、人と交流したい。人とコミュニケーションを取りたい。その人のことをもっと知るきっかけにしたい。
何冊読みました!とか、感想を聞いてほしい!とかいうモチベーションはなくて、相手の感想を聞きたい。相手がオススメしている本を読んで、感想をシェアし合いたい。

家族や友人、職場のつながり、だけではなく、地域や、たとえば似たような価値観を持っている人と関わりたい、閉鎖的なコミュニティではなく開放的な、風通しの良い関係性、が良いなと思っていて、でも、あまり自分からぐいぐい行けるタイプではなくて、それにそういうコミュニティに顔を出すには何者かであることが必要で、まだ何者にもなれていない私が関われるような場所ではなくて、結局、躊躇してしまって。
でも、「本」というツールがあれば、そのつながりはもっとささやかで、静かで、ゆったりで、マイペースで、自己主張が得意ではない人たちにとっても心地よい気がしていて。

そんな場所と、関われたらいいなあという思いがあります。

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「ねふだのないふるほんや」
宇都宮市にある民間運営の図書館「もみじ図書館」
で開催された1日限定のイベント。

主催者の男性の愛読書約200冊が並び、ほしい本はお客さんが値段をつけて購入する、という流れ。

"訪れた客は、店主の男性に本の内容や感想などを尋ねながら本を選び、自分が思う値段で購入していました。
訪れた宇都宮市の男性は「値段をつけるのは難しかったが、書店で買うときはこの本なんですかって聞くに聞けないことが多いし、それぞれの本について話をしながら購入するのはとてもおもしろい方法だと思った」と話していました。
この催しを開いた藤田優樹さんは「自分で意思決定する物事が少ない世の中で、自分で値段を決めるという意思決定の経験ができるのはよいと思う。コミュニケーションを取りながら買うことで、ひとつの本を大切にしてもらえると思います」と話していました。"

(NHK newsより引用

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20201211/1090008401.html)

 

この催しも素敵だなと思いましたが、会場となった「もみじ図書館」がまたいい雰囲気。

家から徒歩圏内にこういう場所があったらいいな。
きっと毎日通います。

"「地域の人がふらっと立ち寄れる“共用部”をつくりたかったんです」"

"「物件探しやリノベーションって、どうしてもある程度ニーズや条件が明確になってからの話になってしまうのですが、そんなビジネスの手前で、それぞれの好きなもの、関係性をつくるうえで、こうした場は有効だなと思っています」"

(suumoジャーナル引用

https://suumo.jp/journal/2020/02/28/170592/)

 

「ビジネスの手前の、関係性をつくる場所」
に、惹かれるんだなあ私、と読んでいて気づきました。
何かが始まりそうな、つながりが生まれそうな、ワクワクする場所。
雑談程度の、ゆるい関係から。
肩書とか、利益とか、関係なく。
おもしろそう、から始まる何か。

 

"自分たちの200m圏内で、おいしいお店が近所にあったらいいなぁがスタート地点"
"人が人を呼び、ゆるやかにつながっている。"

(suumoジャーナル引用

https://suumo.jp/journal/2020/02/28/170592/)

こういう場所は全国に少しづつ増えていると感じていて、これからもっと増えていくと思っています、ワクワク。

その中で、私はどんな風に関わりたいのだろう。
と思ったときに、やっぱり、「宿」とか、その地域の情報が集約されているハブ的な場所、入口的な場所、旅人と地域の人を、地域の人と地域の人を繋げるような場所、フリーペーパーも作ったりして、そんな場所に関わりたいと思うんです。やっぱり。改めて。
じゃあ、どうしようか。

「本」と「宿」
きっと、ずっと私のキーワードです。