むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

14000円と22000円の違い

先日、温泉旅館に宿泊してきました。

場所は栃木県の鬼怒川。

鬼怒川といえば、川沿いに大型観光ホテルが建ち並び、バブルの頃には団体客で大繁盛だったけれども、時代とともに右肩下がり、廃墟も目立つ温泉街、もしくはカップルのお籠り旅行の行き先、というイメージ。

あくまで個人的な見解ですが、あまり惹かれるエリアではありません。

 

そんな鬼怒川に、泊まってきました。

(諸事情ありで)

急きょだったので、宿選びは「美味しい料理」。バイキングのイメージがある鬼怒川なので、和会席が食べられるところを探して予約。


泊まってみての感想は、温泉は内湯・露天風呂とあり、温度もちょうどよく申し分なし。3回入りました。

料理も、優しい味で申し分なし。もちろん完食。

サービスも、必要最低限で不快な思いは全くせず、申し分なし。

お部屋も、清潔感があり、壁紙やテーブルの装飾などの工夫で、ただの10畳の和室が明るくお洒落な印象になっていましたし、備品も必要最低限のものが洗練されて置いてあり、なに不自由なく過ごせました。個人的には間接照明が良かったです。

しいて言うなら、部屋に湯のみが欲しかったことと、夕食のデザートと一緒に温かいお茶が飲みたかったこと(お茶系ばかり)


なのですが。

今回はGo toキャンペーンを利用したので、14000円くらいでした。

本来の金額は、22000円くらい。


今回の支払額が妥当だな、と思いました。もし値引きのない金額を支払っていたとしたら、ちょっと見合っていないかな、と感じました。


その違いは何なのだろう。

何があれば、22000円が妥当だ、と思えたのだろう。

チェックアウトしてからしばらく考えていました。


夕食は一気出しだったのですが、たとえば一品一品出されていたらよかったのか。

もしくはメインの料理などが目の前で調理されていたりしたらよかったのか。

ウェルカムドリンクがあったら?

色々なドリンク(コーヒー、紅茶、ハーブティ、日本茶など)が自由に飲める、雰囲気や景色の良いラウンジがあったら、22000円分の価値を感じられた?


以前宿泊した25000円以上の旅館はどうだったのか。

1つは、古い蔵を宿泊施設にしているところで、その建物に泊まるという体験だけで、価値十分だと思いましたし、料理は1品1品の提供で、手の込んだフレンチでした。

もう1つは、料理がメインのところ。期待通り、それ以上の満足度で、他の部分は温泉も部屋もシンプルでしたが、むしろこの値段でこんなに?と思うくらいの満足度でした。

どちらとも、サービススタッフは少しぎこちなさを感じられるところがありましたが、そんなのどうでもいい、それ以上に他の部分の充実感がすごい!という印象でした。


と考えていくと、

・よっぽどインパクトのある料理

・+αの体験

素晴らしい景色や、その空間を味わう体験など。

(良い古さ、立地を生かした景色、体験など)

ここでしかできない体験、など。

私の場合は、古い建物が好きなので、そこに価値がある場所であれば満足なのかもしれませんが。


非日常感。

ここでしか味わえない、体験できない、何か。

なのでしょうか。


結論は出ません。

永遠の課題だと思います。

 

むずかしいけれど、おもしろい。

次はどこの旅館に泊まろうか。