むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

1人が紡いだ言葉が、3人が組み立てた音楽が、6人が奏でた音が、ものすごくたくさんの人の心に届いて、その1人の隣に寄り添う。

隣の席にいた女の人にも。斜め前の席で楽しそうにとびはねていた女の子にも、5列先の端の席で音楽にゆられていた男の人にも、悲しいことや苦しいことがきっとあって、それでも、前をむいて生きている。今を全力で感じている。

ああ、やっぱり私、好きだこの人。
心臓のちょっと右あたりが、きゅっとなる感じ。
目に見えるすべてが、きらきら輝いてみえる感じ。
隣の人に、手を差し伸べたくなる感じ。

決して、叶わない恋。文字通り。
わかっていても、消すことも、忘れることもできない。

恋する気持ちの愛しさを、人を愛することの美しさを、
不格好のかっこよさを、心をさらけ出すことの尊さを、
忘れちゃいけない大事なことを、思い出させてくれる。

ありがとう。
これからも、よろしく。

 

2019/7/25 NO MAGIC TOUR2019@武道館