むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

人生で大切なことはすべて、back numberが教えてくれた

3月27日に約2年ぶりのアルバムが発売される。
もうすぐ。
アリーナツアーも始まる。楽しみだ。
去年は初のドームツアーに、新曲が2曲。
ドーム。
私は、東京ドームの2日目と、京セラドームの2日目(つまりツアーファイナル)の2回、会いに行ってきた。
ワンマン以外にも、フェスなどを合わせると、かれこれ20回目くらいのライブになる。
私のスケジュールは、back numberのライブを中心に回っている。
平日のライブも行かれるように仕事は融通の利く派遣。
海外に1年間くらい住みたい気持ちはあるけれど、そうするとライブに行けなくなるから今は保留。
振り切れ方すごいと思う、と友人には言われるけれど、これは自分がやりたくて選んだこと。

私はback numberに出会うまで、音楽はおろか、他のことに関しても、胸を張って好きと言えるものも、夢中になれるものも、何もなかった。すぐに飽きてしまう人間だった。仕事も、人も。

京セラドームのライブが終わって、夜行バスに揺られながら、iPhoneのメモ帳に綴った言葉があった。
しばらくそのままにしておいたメモを、さっき開いた。

"取り繕うことなく、格好つけることなく、見栄をはることなく、ありのままの自分をさらけ出して、今この瞬間の自分すべてでぶつかってくる。
手を抜いたりしないし、きっとできないだろうし。
不器用すぎるほど、不器用だと思う。
不器用で、不格好で。
でもそれが、ものすごく格好よく見える。

素のままぶつかってくるから、素になれる。素に、なる。
装着してた鎧とか、取り繕ってた笑顔とか、背伸びして頑張ってた両足とか、そういうの、ここではいらないよ、って、とりあえず床に置いてさ、好きに踊ろうよ、って。

もがくのも、あがくのも、全部さらけ出す。
本音を必死に隠して、周りからどんな風に見られているか、自分はどの位置にいるか、そんなことばかりを気にしている自分が馬鹿ばかしく思えてくるくらい。

自分を守っていた(つもりだった)重たい鎧を捨てられたのは、自分の笑顔を好きになれたのは、高いヒールを履かなくなったのは、目の前の人の目をちゃんと見られるようになったのは、back numberが、清水依与吏が、格好良いと思ったから。嫉妬するくらい、魅力的だったから。"

ああ、だから私はback numberが好きなんだ。ライブに行きたいと思うんだ。
自分のメモを読み返しながら、改めて腑に落ちた。
今こうして笑えているのは、前を向いていられるのは、隣にいつもback numberがいてくれたから。ありきたりな表現だけど。
大切なものを見失いそうになった時、本当に大切なものは何かということを、気づかせてくれた。
自分が弱いがゆえに失ってしまったものへの痛みには、ただ寄り添ってくれた。

人生で大切なことはすべて、back numberが教えてくれた。
決して過言ではない。
これまでも、これからも。

ああ、早くライブに行きたい。跳ねたい。