むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

【60】二十六夜待ち

今日は新月から数えて26日目の月。

十六夜月。

有明の月とも呼ばれていて、明け方の3時とか4時とか、夏であればほんのりと明るくなってきたかな、というような、冬であればまだ暗い時間帯に、キラリと光る月。
形は三日月とよく似ていますが、三日月は多くの人がまだ活動している時間に空に見えるので、見たことがないという人はめったにいないと思いますが、二十六夜月は、逆に多くの人がまだ寝静まっている時間に空に見えるので、朝まで飲んで帰るときとか、早朝に起きて働きに行く人とか、そういう人じゃないとなかなか見られない、ある意味レアなお月さまです。
で、わたしは早朝に起きて働きに行く人のひとりなので、レアなお月さまを拝めています。ありがたい。

この前、図書館に行ったときに月に関する本を読んでいて知ったのですが、江戸の頃は、「二十六夜待ち」という信仰、(イベント?)があったそうです。
それは、旧暦の7月26日に行われていたそうです。
十六夜月の光から、三尊の仏様、阿弥陀仏観音菩薩勢至菩薩が現れると信じられており、その月が出てくるのを待ちながら、食べたり飲んだり踊ったりするという、信仰というよりイベントですかね、そんな愉しそうな催しがあったそうです。
旧暦7月26日。2018年はちょうど1ヶ月前の9月5日でした。
十五夜の風習は残っていますが、十三夜と二十六夜待ち(二十三夜待ち、というものもあったようです)は知る人ぞ知る催しになってしまっているのも、おもしろいなあと思います。
来年2019年の旧暦7月26日は、8月26日。
ひっそりと、やろうかな。二十六夜待ち。