むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

【47】「万引き家族」の話

柏にある、キネマ旬報
にて、観てきました。

エンドロールが終わった後に、なんか滑稽だな、と思ってしまいました。
滑稽というか、なんというか。

日曜日、朝10時の回。
年齢層は高めだったような気がします。
キネ旬なので客席の数自体そんなに多くないのですが、7割くらい埋まっていたような気がします。

ここで映画を観終わったら、綺麗な服やら生活を整えるために必要な綺麗なものやらの買い物でもして、今日の晩御飯に、お酒も買ったりして、満たされた日曜日の夜を迎える人たち。

映画は、映画。
娯楽。ひまつぶし。
人生をちょっと豊かにする、プラスアルファ。

そんなことにちょっと嫌気がさしたところで、ぐるっと一周考えて、結局自分の無力さにがっかりして、今日寝て明日起きたらそんなこともう忘れている。
そんな自分が、一番滑稽だと思いました。

捨てたんじゃない。拾ったんです。
捨てた人は他にいる。

白黒をはっきりつけないといけない立場の人もいます。

でも私は、グレーをグレーのまま置いておけるゆとりを忘れないということを、生きる態度として貫き通したい、そう思いました。
オセロは好きだけど。