むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

【40】宇都宮のおばあちゃん

おやすみでした。
バスで20分くらいのところにある展望台に行ってきました。
写真を撮っていると、ちょっと写真撮っていただけますか、と声をかけられてシャッターを切りました。
50代くらいの息子さんとお母さんとお父さんの3人組でした。
車のナンバーは宇都宮。
ここへはときどきくるのだそうです。
むかしはほとんど知られていなかったのよこの場所は、というお話を少しして、この後もう少し上の半月山まで行くということで、お気をつけて、とお見送りしました。


私は下りのバスまでもう少し時間があったので、周辺をふらふら。
そろそろバスの時間だ、と思ってバス停に向かおうとすると、見覚えのある車が。
出てきたのは先ほどのお母さん。
下まで降りるから、よかったら乗っていって。
なんて親切な。
お言葉に甘えてお隣に。


聞くと、お母さんは80代。
とは思えないくらいハツラツとしていて、笑顔が素敵な方でした。


「色々なところ旅したのよ、お父さんと。
朝起きるでしょ、天気がいいと、今日はこれからどこ行こう、って、気分で決めるの」


素敵だなあ、いいなあ。
そんな風に年を重ねたい、と、思った、よい休日でした。