むだなものを愛しつづけられる人間でありたい

たとえば誰かに手紙を書くように、何気ない出来事を綴るとしたら。

人間はほんとうに生きがいのある原点に戻らなきゃいけない

知恵泉という番組。

先人たちの底力 知恵泉 - NHK

 

2016/3/8放送分。
太陽の塔で日本を元気に!「岡本太郎 万博への道」

 

1970年(昭和45年)に大阪で開催された、日本万国博覧会の話。

総工費用7300億円。
来場者数6421万人。

そのシンボル、太陽の塔を手掛けた岡本太郎の話。

万博成功の最大の要因になったと言われている太陽の塔
その実現までには大変な紆余曲折があったそう。
いかにして太郎は太陽の塔をつくりあげ、見事万博を成功させたのか。

という知恵を学ぶ回。

 

岡本太郎は、万博のテーマプロデューサー。

万博のテーマは「人類の進歩と調和」

そのテーマの上で、岡本太郎太陽の塔をつくり、太陽の塔の内部の展示も手掛けた。
その内部の展示は、太古から使われてきた世界各国の仮面や神の像をずらりと並べるというもの。
人類の進歩をうたう万博のテーマとは一見かけはなれたもの。

さらにその展示品は、借りたものではなく、実際に民族がつかっているものを買ってこいという。

買うことにこだわった理由は、ガラスケースに入れずにむきだして展示したいと思っていたから。
実際に触ることにより、つくったり使ったりしている人と同じ感覚になるということを大切にしたかったから。

その展示は太陽の塔の内部の地下部分にあり、そこから観客は、上に上がっていくという流れ。
上には「生命の樹」があり、40億年という生命の歴史をエスカレーターに乗って体感するというもの。

万国博というとモダンなもので占められる。
僕は逆をぶつけなくてはならないと思った。
近代主義に挑む、何千年何万年もの人間の原点に帰る。
僕は今日の文明が失ってしまった人間の原点を再獲得しなければならないと思っている。
人間はほんとうに生きがいのある原点に戻らなきゃいけない。

進歩という名のもとに切り捨てられ失われつつある、人々の生きがいや神々への畏敬の念、その価値も合わせて表現しなければ、人類の進歩と調和を本当に表現したことにならない。

これが太陽の塔、テーマ展示への想い。

 

頭を下げあってなれあう調和は卑しい。
相手とぶつかって闘って生まれるのが調和なんだ。
闘わなければ調和は生まれない。

という言葉も印象的。

 

ここまでが番組の内容。

 

番組を見て感じたこと。

岡本太郎ってやっぱりかっこいいなということ。
大学の裏に岡本太郎美術館があって、前に行ったことを思い出した。
エネルギーがはんぱなかったことを。
また行きたい。

それから、内部の展示見てみたい。
もう公開されているのかな。はやく見たい。

 

太陽の塔に込められた意味ってなんなんだろう。

形は、真榊をイメージ。
(真榊(まさかき)とは、神事の場で祭壇の左右に立てる祭具)

第一の顔「黄金の顔」
未来を表している。
天照大神をイメージ。

第二の顔「太陽の顔」
現在を表している。
岩戸から顔を覗かせた天照大神の姿を映した八咫の鏡=人である皇祖天照大神をイメージ。

第三の顔「黒い太陽」
過去を表している。
天照大御神が岩戸に隠れる原因になった弟の素戔嗚尊をイメージ。

第四の顔「地底の太陽(太古の太陽)」
人間の祈りや心の源を表している。

らしい。